2014年02月28日
Vol.35 カフェレストラン 「創ギャラリー おおた」
身体と心が優しくほぐれていく
「有田焼カレー」の発信地
あの「有田焼カレー」の本拠地である。埼玉から有田へ嫁いできた主婦・太田浩美さんが1996年、「食の癒しと出逢いの空間」をテーマにオープン。
訪問する度に感じるのは、焼カレーの全国的な熱狂を全く感じさせない穏やかな空間。元々、料理や接客において“おもてなし”の心を徹底していた太田さんだからこそ、店内はいつも上質な心地良さが溢れている。
身体に良い料理を、と28種類のスパイスを使用、一週間煮込んだ一番人気の薬膳カレーは滋味深く、優しい味わい。今まで地元の多くのファンを虜にしてきた。同じく、モッチモチ感がやみつきになる米粉パンや、絶妙なとろけ具合に思わず声をあげてしまうチーズケーキ…とすべてが太田さん発案によるもの。ドレッシングも単品で食べてしまいそうになる美味しさで…やはりファンが提案したんだろう。商品化されていた。
「焼カレーを駅弁に」という発案は何と息子さん。埼玉在住の時から有田焼のファンで、有田町を盛り上げることがしたい、と店を開いた太田さんだが、「まさかここまでになるとは…。18年前は普通のエプロンおばさんだったのにね(笑)」と感慨深げ。
店も焼カレーのスタッフも皆、店の客からスタートというのだから、どれだけ太田さんが普通の主婦じゃなかったのかがわかる。
しかし、味、空間、人―どんなに有名になっても変わらないのがおおたの良さ。「幸せの…」と冠がついたメニューが多いが、冗談抜きにささやかな幸せを毎回感じられるのは、太田さんの優しさからなのだろう。
DATA
■住所 佐賀県西松浦郡有田町南原甲444 MAP
■TEL 0955-42-4275
■営業時間 11:00~17:00OS(ランチは11:00~15:00)
■店休日 不定休
■カード使用 不可
■席 21席
■駐車場 あり
■Menu ランチ1,500円~、有田焼カレーコース(ぶどう絵器付き)2,500円、有田焼シチュー、自家製グラタン(共にサラダ・米粉パン付き)1,600円、おおた特製手作りパンセット1,000円、オリジナルブレンドコーヒー450円 ほか
「E.A.D(イー・エー・ディー)」Vol.131
「flower style Lazuli(フラワースタイル ラズリ)」Vol.130
「CAFE & LIFESTYLE SHOP BOWWOW」Vol.129
「AND MORE COFFEE」Vol.127
「37 café」Vol.126