佐賀クチコミグルメ

2019年06月01日

「四季旬彩 和さび」Vol.94

“佐賀のヘソ”の地で味わう
九州のいいとこ取り

刺身盛り合せ
 佐賀県で唯一、町を「ちょう」と言わず「まち」と呼ぶ、杵島郡江北町。JR長崎線・佐世保線、そして国道34号線と207号線の分岐点であり、どこにアクセスするにも便利な“佐賀のヘソ”にあたる町だ。『クチコミグルメ』では初となる訪問だが、その特徴は…。

あげまき
 「とにかく人が優しい。外の人も受け入れてくれる懐の深い町で横のつながりも強い」と語ってくれた、白石町福富出身、『四季旬彩 和さび』店主の山口忠之さん。メニュー表をびっしり埋め尽くす創作料理は、鹿児島直送の地鶏炭火焼きや熊本の馬刺し、焼きアゴベースのスープによる季節限定の塩もつ鍋…そして九州中の焼酎や地酒とさまざま。「こだわりがないのがうちの良さ」とニッコリ。

 福岡の大学に進学するも料理とは無縁。幼い頃から冷蔵庫を開けるのが大好きだったという山口さんを飲食の世界へ誘ったのが鹿児島出身の同級生だった。大学を中退して、鹿児島の老舗料亭での住み込みから始めた山口さんと、福岡の飲食店で一から勉強を始めた同級生。二人の夢はお互い7年の修行を経て、鹿児島での居酒屋オープンで実現した。

豚しゃぶサラダ
 5年前に故郷に戻って独立、開店した『四季旬彩 和さび』には鹿児島の味を求めて来店する客も多い。今でも休みの日に同級生と九州各地で落ちあい、食べ歩きをするという。 基本は地産地消で、「走り、旬、名残では調理法も味も変わる。常にチェックされますね(笑)」。

カボチャのグラタン
 “すべてはお客様の笑顔のために”、“すべてに謙虚に”をモットーに、九州の創作料理を日々生み出す山口さん。古くからの地域行事が色濃く残る江北町で町の人たちが定期的に集う親睦会「三夜待」、「六夜さん」(※佐賀ならでは)のうってつけの場ともなっている。焼酎飲み放題が700円という破格の設定も「地元の人に愛される店づくり」のため。店名の『四季旬彩 和さび』は、「刺身を引き立てるワサビのように、お客様に喜びを添える存在でありたい」という思いからだそうだ。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀県杵島郡江北町佐留志2286-2 MAP
■TEL 0952-86-5610
■営業時間 18:00~24:00(OS23:00)
■店休日 月曜
■席数 カウンター4席、テーブル席4席、座敷席24席
■カード使用 不可
■喫煙
■駐車場 13台
■Menu 【おつまみ】
エイヒレ炙400円、黒豚バラチャーシュー600円、クリームチーズおかかのせ500円 ほか
【サラダ】
ポテトサラダ炙ベーコン添え700円、佐賀牛冷製ステーキカルパッチョ風1,000円 ほか
【炭火焼き】
鹿児島直送地鶏の炭火焼き900円、佐賀牛ハツ炙焼900円、開きサバ焼900円、やきとり1本130円~ ほか
【揚げ物】
蓮根明太揚500円、タコの唐揚400円、ニンニク丸揚400円、サツマ揚三種600円 ほか
【アラカルト】
明太だし巻き玉子600円、牛ホルモン味噌鉄板700円、チーズオムレツ600円 ほか
【ごはん・麺もの】
ガーリックチャーハン500円、豚バラチャーシュー丼600円、明太クリームパスタ700円 ほか
【デザート】
ワッフルonアイス450円、ハニートースト600円、各種アイス250円 ほか
(すべて税別価格)

外観

コースは何でもリクエストに応えますよ☆

取材:森泉敦子




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