佐賀クチコミグルメ

2016年07月30日

「夜のあんこ屋 よなよな」Vol.63 スイーツ

〆はラーメンでなく、あんこで。
一日の終わりに甘い幸せを

栗ぜんざい 600円

 夜のみ営業の和スイーツ屋さんができるらしい、と聞いていそいそ向かった先はあら、佐賀大学近くの有名ちゃんぽん屋「池田屋」の元店舗。年季の入った大きなコンロで丁寧に小豆を煮込んでいるのは岡垣貴憲さん。

嬉野抹茶&あんこ 600円
 時は20年程前に遡る。佐賀大学での学生時代、「池田屋」隣の焼き鳥屋「一文字」でアルバイトをしていた岡垣さん。当時まかない食だった名物ちゃんぽんに親しみ、卒業後も店に通い続けた。池田屋が今春、移転拡大の際は本職を活かして、注文票や店内ツール等をサービスで作ったという。そんな岡垣さんに「元の店舗が空くから何かやってみらんか」と池田屋大将が声をかけた。


 印刷会社に勤務していた頃、差し入れの竿羊羹を丸ごとかじりながらパソコンに向かう姿を先輩社員に見られ、驚かれた経験がある。昨年、以前からお世話になっているデザイナーさんと「佐賀あんこ部」を結成、1日1餡ブログを書き続ける程のあんこ好き。ボリューミーなちゃんぽんや刺激的なお酒でなみなみと満ちた胃袋を、穏やかになだめてくれるのは和スイーツだ、学生たちが気軽に集える場にもしたい―。イチから菓子本を読み込んで、勤務後に厨房にこもり理想通りの味になるまで毎晩、小豆を煮詰め続けた。

ピューレ&あんこ 600円
 学生時代のバイト友はほとんど今、佐賀に残っていない。地元を愛し、仕事を通じて佐賀の良さをデザインというツールでカタチにしてきた。素材は佐賀産にこだわるが、国内の生産量のほとんどが北海道である小豆。佐賀小豆は生産量が少ないため冬から春先までの限定だ。すでにテスト商品として池田屋新店舗でテイクアウト販売中の「ピューレ&あんこ」も好評で、むろんパッケージも自らデザイン。

 副業としてバリバリやるつもりは毛頭ない。肩の力の抜け具合こそ、結果新たな行動を生む基盤となっている。「すべては好奇心から。やってみないと何も始まらない。ご縁あってのものですけどね」。
デザインと料理、カタチにしていくという面白さは同じなのかも。



外観
内観1内観2


DATA

イメージ1


■住所 佐賀県佐賀市赤松町6-11 MAP
■TEL なし
■営業時間 夜 21:00頃~(不定期)
■店休日 なし(不定休)
■カード使用 不可
■駐車場 あり
■喫煙 不可
■Menu 白玉ぜんざい 500円~、栗ぜんざい 600円~、ピューレ&あんこ 600円、あんこヨーグルトパフェ 650円、嬉野抹茶&あんこ 500円、あんこカフェラテ(ホット) 400円、カルーあんこミルク 450円、ふわふわあんこかき氷 400円


よなよなやってますんで・・・




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Posted by さがファンショッピング  at 17:00 │スイーツ