佐賀クチコミグルメ

2021年10月01日

「蛮屋~BANYA~」Vol.118

ランチ・カフェ・居酒屋なんでもアリ
栄養と優しさたっぷりのお母さんの味

『お魚定食』1,000円
 敷地内に屋台風の建物とこじゃれたコンテナの小屋が隣り合わせになっている。不思議な雰囲気を醸し出している店には、昼はサラリーマンが列をなし、夜には女性から年輩まで幅広い客が訪れる『蛮屋~BANYA~』。なんと40周年を迎える地域の顔だ。
 まずそのメニューの数に驚く。定食、ランチ、焼き鳥、居酒屋、テイクアウトとズラリ。しかもすべてがボリューム満点だ。厨房を預かるのは女性マスターと知りさらにビックリ。

おさかな定食鮮魚刺身
 栄養士の資格を持つ末次嘉寿弥(かずみ)さんが、父親の営む店を手伝い始めたのは20年前。脱サラして店を手作り、黙々と焼き鳥を焼く父の背中を見て育った。その父が体調を崩した時「この店を残したい」と短大卒業後、両親のもとで修行を積んだ。しかし若い末次さんの夢は“女性が一人でも楽しめるカフェ風の店”。8年前にコンテナを隣接し、工夫をこらして、昼と夜に対応できるようさまざまなスタイルの座席を手作りでもうけた。

『オムライス御膳』1,000円
 「でも、男性客の方がほとんどなんですよ」と笑う末次さん。一番人気の『お魚定食』をいただけば納得だ。日替わりの魚は目利きの父親が、柳川や大分から仕入れる。この日のイサキの煮付けは薄味で上品。丁寧な調理が味に表れている。カンパチの刺身もプルップルで弾力があり、鮮度の高さがすぐわかる。ごはんも粒が立って、漬物だけでも食べられそう。まるでお母さんがつくったような滋味深く優しい味なのにボリューミーな定食。女性客にもぜひ知ってもらいたい!

 クオリティーの高い定食を満喫していると、「実はカフェタイムをつくりたいんですよ」と末次さん。最近、カウンター席をつくった。女性客とコーヒーやスイーツを楽しみながらおしゃべりがしたい…コロナ禍だからこそ夢をかなえるチャンスが来た、と準備中だ。
 親子で営む『蛮屋~BANYA~』。一度聞いたら忘れない店名の意味は、家族中誰も知らないという。昼、カフェ、夜と大忙しの日々になるのももうすぐだろう。期待が膨らむ。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市大財5-8-12 MAP
■営業時間 <火曜~金曜>ランチ:11:30〜14:00/居酒屋・お食事:17:00~22:00
<土日祝>15:00~22:00 ※コロナ禍対応で変わるのでHPをチェックしてください
■TEL 0952-24-6518
■店休日 月曜
■駐車場 あり
■席数 30席 ※コロナ禍対応
■カード使用 カード不可、PayPay可
■喫煙
■Menu
【ランチ】
★サラダ・小鉢・みそ汁・ごはん付き
唐揚げ定食・チキン南蛮定食・みつせ鶏親子丼定食880円
ジャンボエビ&カニコロ定食1,000円
ホルモン鉄板定食1,280円

★鮮魚の一品・サラダ・小鉢・みそ汁・ごはん付き
お魚定食・お肉の定食1,000円

★鮮魚の一品・サラダ・小鉢・パイスープ・ごはん付き
パイスープ付きランチ(焼きカレー御膳・オムライス御膳)1,000円~ ほか

【軽食・単品】
やきそば650円・チーズピザ600円・チーズオムレツ620円・山芋鉄板800円・蛮屋ぞうすい530円・たまごチャーハン550円・ごはん&みそ汁セット400円・ごはん&パイスープセット680円 ほか

【テイクアウト】
唐揚げ弁当500円・やきそば600円・チキン南蛮弁当600円・カレーライス600円 ほか
※夜は居酒屋メニューになります(みつせ鶏の焼き鳥ほか一品料理多数)

外観外観

テイクアウトは注文を受けてからつくります☆

LINE : https://page.line.me/602hzqgn?openQrModal=true
HP : https://banya1982.amebaownd.com/
Instagram : https://www.instagram.com/banya.saga/

取材:森泉敦子

  


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2021年07月01日

「nongo-kitchen(ノンゴ・キッチン)」Vol.116

“神スイーツ”と呼ばせて
体と心が喜ぶ健康&美容カフェ

『03 coffee』
 最近、主に女性客の間で話題になっている『nongo-kitchen』。オーナーシェフの峯裕子さんは美容業界出身だが、2014年に転身。多忙な毎日で子どもと向き合う時間がなく、悩んでいた時に「自分のペースで働ける」と友人から紹介されたのがキッチンカー(移動販売車)だった。
 その新しさと自由さに惹かれ、すぐに別業界に飛び込んだ峯さん。カレーを商品に決めたのは「カレーは嫌いな人がいないから」と即答。油を使用せず、佐賀牛・伊万里牛のすじと10種類の野菜、果物を3日間かけて煮込むヘルシーで手の込んだカレーが評判を呼び、各地のイベントで行列ができる店になっていった。

『パンケーキ』680円
 母、兄、弟が飲食業界ゆえに、その苦労も知っていた。思い切った転身だが、持ち前の探求心と“人が好き”という思いがピッタリ一致し、昨年、念願だった実店舗を構えた後も、キッチンカーを止めるわけでもない。どんどんと飲食の世界にハマっていった。メニューはカレーとロースイーツのみとシンプル。峯さんのポリシーである健康&美容にフォーカスできるからだ。
 『1日分のお野菜カレーランチ』のプレートには11種が並ぶ。じゃがいものペペロンチーノやコラーゲンのゼリーなど創作色が豊かで新しい味の発見も楽しく、何より体に優しい味わい。最近では佐賀初となる「ロースイーツ」が評判を呼んでいる。砂糖・乳製品・卵・小麦粉を一切使用せず、フルーツやナッツなど天然食材だけを使い、焼かずに生の状態でつくりあげる新しいスイーツだ。

『フレンチトースト』680円
 「スイーツって幸せになるものなのに、食べると罪悪感がある。それを気にせず思いっきり食べられるなんて夢みたいでしょう?」。今回は抹茶のガトーショコラ(80%はアーモンドを使用したそう)をいただいたが、使用していないはずの小麦粉のしっかりした食感もあるし、舌の上でとろけていくような初めての味わい!砂糖の強い甘さもない。罪悪感どころか、健康と美容にいいスイーツなんて、まさに“神スイーツ”だ。

 常にエネルギッシュにやりたい事に突き進む峯さんの原動力はと聞くと、「好きだから」とまたもや即答。「食べることで体に良いことをしたと思えたら、毎日が豊かになりますよね」という言葉に深く納得した。ちなみに店名のnongoとは“暖心”という意味。峯さんの情熱と人への優しさが詰まっている。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市髙木瀬西5-3-13 MAP
■営業時間 11:30~14:00OS/テイクアウト11:30~17:00OS/18:00~21:30(貸し切りのみ)
■TEL 0952-48-0427
■店休日 日曜・月曜
■駐車場 あり
■席数 18席(テーブル席、カウンター席)
■カード使用 不可/PayPay 可
■喫煙 不可
■Menu
【フード】
1日分のお野菜カレーランチ1,210円(30食限定)
■佐賀牛/伊万里牛すじカレーライス(カレーライス+サラダ+副菜2種+週替わりメイン/ごはん300g)1,210円
※ごはんの大盛り100グラム+100円・本日のプチデザート追加+100円・本日のミニロースイーツ+200円
わんぱくサンド&ロースイーツセット1,320円(1日10食限定・予約のみ)

【ドリンク】
コーヒー、カフェラテ、自家製レモネード各300円(フードと一緒に注文の場合200円)

【テイクアウト】
お野菜カレーランチボックス850円
佐賀牛/伊万里牛 牛すじカレーライスサラダ付き850円
ドリンク各種

外観

ロースイーツのご注文はお気軽にどうぞ☆

Instagram: https://www.instagram.com/nongo_kitchen/
Facebook: https://www.facebook.com/nongo.kitchen5

取材:森泉敦子

  


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2021年05月13日

「03 coffee(03コーヒー)」Vol.115

日常に寛ぎの第3の空間を
喫茶店スピリットが宿るカフェ

『03 coffee』
 最近、カフェブームの佐賀。その中でも中心地・城内にあり、2013年にオープンした『03 coffee』は佐賀カフェのパイオニア的存在だ。 大通りから少し入った場所にある、アパートと一体化したような隠れ家的外観。扉を開けると、木の温もりあふれる開放的な空間とともに、コーヒーの香りが広がる。店の中心に設けられた、大きなコの字のカウンターで豆を挽き、カウンターに沿った、ソファー席やテーブル席からは臨場感を味わうことができる。一面の窓からは、自然光が降り注ぎ、天気や時間によって店内は表情を変える。ステキな空間だなあと感心していると、厨房からオーナーの古川久雄さんが笑顔で出てきた。

『パンケーキ』680円
 実家が製麺所を営んでいたという古川さん。店を持ちたいとう想いは学生時代から強く、福岡の大学を卒業後上京しアパレルや飲食店、カフェなどさまざまな店で修行を積んだ。そこで「佐賀にはコーヒー文化が少ない」ということに気づき、帰郷。実感の製麺所を大胆に改装し、『03 coffee』をオープンした。

 『03 coffee』のメインは「スペシャルティコーヒー」だ。一貫した栽培管理、品質管理のもと生産者の顔が見える、全世界で流通するコーヒーの中でも0.5%しかない希少なコーヒーで、佐賀では『03 coffee』しか取り扱っていない。酸味が強く、ほのかに甘いフルーティーな味わいのスペシャリティコーヒーは、風味が際立っていてさわやか!コーヒーの苦みが苦手な人にも好評だというのもわかる。コーヒーはイタリアのラ・マルゾッコ社のエスプレッソマシンで抽出し、コーヒーの入り口を広げるためにさまざまなフレーバーのドリンクを提供している。

『フレンチトースト』680円
 スタイリッシュな店内のディスプレイはすべてデザインや写真好きの古川さんによるもの。以前はアートイベント等も開催していたそうだが、今は休止中。「コーヒーを楽しむという本来の姿勢を崩したくない」と古川さん。
  「カフェというより、喫茶店精神なんですよ。家と仕事場の間のぜいたくな寄り道というか。こちら側から何かを発信するのではなく、あくまでもコーヒーを提供するだけで、お客様が日常の寛ぎの第3の場所として、思いおもいに過ごしていただきたいですね」

『トッピングドリンク』『フロート』

※写真は『03 coffee』提供


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市城内2-12-9 MAP
■営業時間 11:00~19:00(オーブン料理OS18:00、ドリンクOS18:30)
■TEL 0952-97-9213
■店休日 火曜
■駐車場 あり
■席数 24席(テーブル席、ソファー席、カウンター席あり)
■カード使用 不可
■喫煙 不可
■Menu
【ドリンク】
エスプレッソ430円~/アメリカ―ノ480円~/カフェラテ530円~/ラテキャラメル580円/ヘーゼルナッツラテ580円/オレンジジンジャー600円/黒ゴマときな粉のカフェラテ600円/抹茶と和三盆のカフェラテ600円/フランボワーズショコラ600円/フレンチプレスコーヒー500円/ソフトクリームメニュー(コーヒーフロートなど)ほか

【フード】
パンケーキ680円/フレンチトースト680円/サンド530円~/ホットドック各630円自家製ガトーショコラ・チーズケーキ500円~ ほか

※テイクアウトメニューあり(11:00~18:00)
※コーヒー豆100g、コーヒードリップパックも販売中(3種類)

外観外観

テイクアウトメニューも多数あります☆

HP: http://03-coffee.com/
Facebook: https://www.facebook.com/03coffee
Instagram: https://instagram.com/03coffee

取材:森泉敦子

  


Posted by さがファンショッピング  at 11:42スイーツカフェレストラン喫茶

2021年02月08日

「洋風バル サガんチーノ」Vol.112

佐賀中心街に今日も元気な風が吹く
感染気にせず本格イタリアンを堪能

『今月のアヒージョ』各800円
 佐賀が元気だ。しかも今までになかったオシャレな店が、コロナ禍に続々と登場している。昨年9月に開店したのは『洋風バル サガんチーノ』。出迎えてくれたのは、マスク姿が惜しい、イケメンシェフの鈴木淳さん。

『US産スペシャルステーキ』上・1,300円・『スペシャルコースセット』7種・4,000円
 鈴木さんは元々、『サガんチーノ』の姉妹店『焼鳥さくら』の常連客。そしてチェーンの洋食屋に勤務し、全国で腕を鳴らしてきた。『焼鳥さくら』を経営する幹部から、話を持ちかけられたのは昨年の1月頃。新しい洋食店をつくろうと、鈴木さんが抜擢されたが、時代は間もなくコロナ禍に突入。しかし、その話はずっと生きていた。
 「全国300店規模の大手飲食店で勤務しているので、コロナでもさほど影響なはい。40歳になり、安定した生活も送れ、家族もいる…」と大いに悩んだという鈴木さん。そんな彼を後押ししたのは奥さまの「楽しいこと、好きなことをしたら?」の一言だった。

『野菜たっぷりぶっかけチーズフォンデュ』900円
 幹部の熱い思いを受けて約半年間、メニューづくりを徹底した鈴木さん。本格イタリアンに加え、こだわったのはドリンクだ。ドイツから仕入れた珍しいノンアルコールワインを始め、フルーツを使った見た目にもオシャレなドリンクには客から感嘆の声が上がる。「コース料理もアルコールが入らない分、料理を増やしてほしいというご意見も多いんですよ」。
 店にパーテーションを設置するなど、感染対策を万全に期してのオープン以来、にぎわいを見せていたが、再度コロナ波の到来。しかし夜のメニューを昼でも楽しめるように、営業時間を変更した。「活気がないと嘆くより、活気を作る側になりたい」と意気込む鈴木さん。全国転勤にも終止符を打ち、「出身地の山口と似た匂いがする佐賀が大好き」と笑う。
 実は鈴木さん、若い頃は大阪で声優の仕事をしていたそう。当時かけ持ちしていたバイトの一つが、飲食業界への入り口となったとんかつ屋だったという。なるほど、店よし、料理よし、声よしの三方よし?女性客が多いのもおおいにうなずける。いや、グルメなお一人様男性客も多いともいう。これは食べにいってみないと。

『ハニーレモンサングリア』右・500円


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市白山1-2-21 MAP
■TEL 0952-23-9990
■営業時間 11:30~21:00OS、~22:00
■店休日 月曜
■駐車場 近隣にコインパーキングあり(※会計時、駐車券提示で割引あり)
■席数 60席
■カード使用
■喫煙 不可
■Menu
【Food】特製ハンバーグプレート1,200円、チキンハーブパン粉焼きプレート1,200円、王道マルゲリータピザ900円、今月のパスタ赤・白1,000円、唐津産カキのグラタン450円、ムール貝の白ワイン蒸し550円、舌平目のムニエル1,000円 ほか
【Drink】ビール・ワイン・サワー・ソフトドリンク450円 ※飲み放題2時間1,800円 ほか
【Take Out】※受付21時まで
スペシャルコースセット(7種)4,000円、サラダ(生ハム・シーザー・地中海)各400円、ローストビーフ500円、今月のパスタ赤・白1,000円、ピザ(マルゲリータ・やみつきニンニクのハッスルピザ)1,000円、チキンバー&ポテトフライ500円 ほか
※すべて価格は税込

外観外観

テイクアウトはお電話でご予約くださいね☆

取材:森泉敦子

  


Posted by さがファンショッピング  at 11:44カフェレストラン居酒屋・バー弁当・仕出し洋食

2020年12月28日

「orutana」Vol.111

人、モノがボーダレスにつながる
空間を超えた進化系カフェ

『クロックマダム』700円、『プリン』380円
 数年前までは「佐賀に喫茶店はあってもカフェはない」といった雰囲気だったが、最近目抜き通りの光景が変わりつつある。2020年、コロナ渦にも関わらず、多くの店がオープン。その中でも一番新しく異彩を放っているのが10月に開店した『orutana(オルタナ)』だ。

 コンクリートの打ちっ放しのビルの3Fにある。看板もない。「恐る恐る階段を上がってくるお客様が多いんです。」と笑って語るのは、店主の齋 涼太朗さん。函館出身で、静岡の大学を卒業後、2020年3月に佐賀に移住したばかりの25歳。12月には静岡・三島の話題の店『ラーメンやんぐ』とコラボイベントを実施。カフェでラーメンをふるまい、静岡のクリエイターグッズを販売してにぎわった。
 「佐賀の人には三島ってどこ?でしょ。逆も同じ。佐賀にいながら全国、世界の面白い人とつながれる、そんな場所にしたいんです」。
 “人と話すのが好き”。齋さんの原動力はシンプルだ。英語教師の両親の影響で、毎年海外へ出かけ、中高時代はオーストラリアに留学、バックパックで日本全国を旅歩き、世界中に知人ができた。思いのまま拠点を変えてきたが、基準は自然が豊かな場所。母の出身地・佐賀も昔から大好きな場所だったという。

『アイスケーキ』300円
 趣味のカフェ巡りが高じて、各地で修行を積んだ。コーヒー豆は東京・蔵前の「LEAVES COFFEE(リーブスコーヒー)」のもの。その時々にピッタリ合った焙煎済みの豆が届き、それを客の面前で丁寧にハンドドリップで淹れる。「僕は焙煎に興味ないんです(笑)。でも東京で研究を続け、常に進化し続けるプロのコーヒーの味を届ける役割はできる」。いい意味で思い入れがないゆえ、齋さんの語るコーヒー論はわかりやすい。味も確かなうえ、オープン2カ月でリピーターになっているのは、意外なことに中高年が主。ビル1階の『NANAROKU Pain(ナナロクパン)』のパンを購入してイートインもできる。

スムージー、ジュース
 雰囲気は洗練されたカフェそのもので、外界のノイズは全く入ってこない。この空間というハードを利用してソフトを生み出すことこそが『orutana』の存在意義だ。佐賀は路面店でなければ、地元を盛り上げていかなければ…そういった固定概念はない。オンラインで人とモノがつながりやすくなった、まさに“今”の空気感と未来への可能性を感じる進化系のカフェ。しかし齋さんは言う。「実際にその土地へ行き、出会って交流するのが最終目的。その足掛かりになれば」。
 2021年1月、クチコミグルメも111回。新春早々、佐賀から新しい風が吹いてきた。

店内店内


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市唐人町2-2-14 LINKTOWN E3 3階 C号室 MAP
■営業時間 9:00~17:00(火・水・木)、9:00~18:00(金・土・日)
■店休日 月曜
■駐車場 あり(LINKTOWN駐車場・無料)
■席数 15席
■カード使用 不可
■喫煙 不可
■Menu ※テイクアウトOK
【エスプレッソ】カフェラテ500円/キャラメルラテ550円/カフェモカ550円/アメリカーノ450円/エスプレッソトニック500円/エスプレッソ柚子500円
※orutana焙煎済みコーヒー豆100g1,300円

【コーヒー】
水出しコーヒー(アイスコーヒー)450円/ハンドドリップ(ホットコーヒー)550円/カフェオレ500円

【ソフトドリンク】
チョコバナナスムージー550円/オレンジジュース、アップルジュース300円~ほか

【フード】
クロックマダム700円/プリン380円/アイスケーキ300円

外観

ポップアップイベント、毎月やってます☆

【Instagram】
https://www.instagram.com/orutana_saga/

【Facebook】
https://www.facebook.com/Orutana_saga-119791916446430/

取材:森泉敦子

  


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2020年12月03日

「MOMs’Bagel」Vol.110

佐賀の“おいしい”がギッシリ詰まった
ママたちがつくるベーグル専門店

『MOMs’Bagel』ベーグル
 佐賀市の中心部、呉服元町。さびれていた商店街が最近、活気を帯びている。656広場から通りに入ると現れるスタイリッシュなコンテナ風の建物、そこが佐賀市初となるベーグル専門店『MOMs’Bagel』だ。

『あんこ』260円
 もう一度商店街をにぎわせたい、と佐賀出身の建築事務所の代表がプロジェクトを始動。今年1月にオープンした店では5人の女性たちが、隣接するハンドメイド雑貨店『SUSIE』のスタッフと連携しながら働いている。
 コンセプトは「ママたちが働きながら輝く場所」。2児のママである店長の岩野桃子さんは、結婚を機に福岡から佐賀に移住。以前はパティシエとして活躍し、移住してからは保育園の給食の調理員を務めていた。
 「まさか自分が店長に抜擢されるなんて」と岩野さん。仲間は調理師免許取得者や製菓学校の学生などさまざまでほとんどが紹介によるものだと聞いて、あらためて佐賀の横のつながりの強さを実感。家庭でも食事を作り、飲食にもこだわりが強いスタッフたちを支えているのは、話し合って決めた勤務体制だ。

 営業は11時から16時まで。子どもが熱を出した時などはみんなでサポートし合う。前日に仕込みを行い、当日に焼くベーグルは約200個。メニューは『みかんピールクリームチーズ』や『いちじくコンポートクリームチーズ(全粒粉)』などスイーツ系のほか、『海苔みそレンコン』や『ほうれん草チーズ』などバラエティ豊か。人気のカレー屋『マチルダ』とコラボした『キーマカレー』はすぐ売り切れるという。

『さつまいも』260円
 『MOMs’Bagel』のベーグルは穴があいておらず、もっちりとした食感と食べ応えが特徴だ。中の具材は岩野さんが生産者を直接訪ねて「安心・安全・減農薬」の旬のモノを選ぶ。「このまぁるいベーグルの中に佐賀の魅力と価値がすべて詰まっているんです」。
 とにかくモチモチ、具材がたっぷり。従来のベーグルのイメージを一新するようなオリジナリティ、オシャレな空間に心を掴まれる。
 佐賀では専門店がなく、なじみのない存在だったが、焼いても蒸してもよし、カットして別の具材を挟んでもよし、パンより腹持ちのよいベーグルにハマる男性も続出中だ。

 毎月第2土曜日にマルシェも開催中の呉服元町。店の前は歩行者天国なので、スタッフの子どもたちも自由に遊んでいるそう。「子育てしながら無理なく好きな仕事ができて、多くのお客様が喜んでくれる。佐賀っていいですよね~」と屈託のない笑顔で語る岩野さん。そののびのびとした姿勢がべーグルのおいしい味に表れているのだろう。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市呉服元町2-22 MAP
■TEL 080-9100-7776
■営業時間 11:00~16:00(※売り切れ次第終了)
■店休日 日曜・月曜・祝日 ※SNSでご確認を
■駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
■席数 11席(テーブル、カウンター)
■カード使用 不可
■Menu
【ベーグル】プレーン180円・全粒粉190円・こしあん240円・チョコチップ240円・とうもろこし250円・ブルーベリー270円・海苔みそレンコン260円・クランベリーホワイトチョコ260円・くるみいちじく260円・タマネギベーコンチーズ280円 ほか

【ドリンクなど】あんこバターサンド360円・ラスク250円・
和紅茶(温310円・冷330円)・ほうじ茶(温280円・冷300円) ほか

外観外観

https://www.facebook.com/MOMsBagelsaga

【通販サイト】
http://momsbagel.stores.jp

【Facebook】
https://www.facebook.com/MOMsBagelsaga

【Instagram】
https://www.instagram.com/momsbagel_saga

取材:森泉敦子

  


Posted by さがファンショッピング  at 13:23カフェレストラン喫茶 パン・ベーグル

2020年11月05日

「レストランバー かんじんかなめ」Vol.109

ランチから深夜まで、食べて、飲んで
同業者も一目置く隠れ家的ごはんバー

『オリジナルオムハヤシ』(730円)
 行ってみないとわからない。『さがファンクチコミグルメ』も本当にクチコミだけで109回目。特に、横の繋がりが強い佐賀のクチコミ飲食店には“ウソはつけない”という想いがベースにある。さて、今回の『レストランバー かんじんかなめ』さん。佐賀市の中心部、656広場(むつごろうひろば)の横にある。入口はよく見る定食屋の門構え…、しかし、扉を開けると、えっ、ええっ?
 まさにうなぎの寝床。外からは想像できない広々とした一軒家だ。ウッディ感あふれ、梁がむき出しの高~い天井、2階に上れば三角屋根の遊び心をくすぐられる屋根裏的スペースが。店の奥には落ち着いたバーカウンターもあり、一体何屋さん?といった雰囲気。

選べる鉄板プレート 680円
 ランチから深夜までの営業時間に豊富なメニュー。グルメサイトを見るとチェーン店と見間違うほどだが、実は厨房で腕をふるうのはたった1人。オーナーシェフの百﨑学さんは中学卒業後から飲食業界一筋というベテラン中のベテランだ。「回転すしを食べて、寿司屋になりたい」と廻らない寿司屋の扉を15歳で叩いたというのだから面白い。縁あって、寿司屋ではなく和洋食の繁盛店で6店舗修行し、8年前に独立した。

じっくり煮込んだとろ~りタンシチュー 1,260円
 「料理は美味しいのはもちろん、スピードです」と調理とホール、両方こなす百﨑さん。 名物の鉄板メニューも時短意識から生まれた。どんなに忙しくても手作りにこだわり、それは定番のハンバーグを食べればわかる。肉汁がジュワ~ッ、タマネギのシャキシャキ感がたまらない。聞けばタマネギは炒めずに生のまま種に入れてこね、隠し味にホワイトソースを少し入れるそう。
 またオムハヤシも一味違う。卵とライスを混ぜ、それを焼く。普通、卵とライスの間に半熟の空気があるが、一体感のある食感だ。しかもお米一粒一粒に卵がふわっとコーティングされているよう。百﨑さんの技術でしか表せない逸品だ。

 創意工夫であふれる定食屋であり、居酒屋でもあり、バーでもある『かんじんかなめ』。 夜は営業を終えた飲食の同業者が、締めのご飯を食べによく訪れるという。「さながら深夜食堂ですよ」と笑う百﨑さん。やはり横の繋がりが証明しているホンモノのお店だ。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市呉服元町2-29 MAP
■TEL 0952-25-5684
■営業時間 11:30~14:00(ランチタイム ※土日休み)/18:00~翌3:00(火曜~木曜、日・祝日)
■店休日 月曜
■駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
■席数 69席(テーブル、カウンター、個室あり)
■カード使用 不可
■Menu
【ランチ】
■組み合わせ自由!!選べる鉄板プレートランチ1,000円(ライス・サラダ・スープ・ドリンク付き ※おかわり自由)
ハンバーグまたはチキンステーキ+エビフライ・白身フライ・串カツ・メンチカツ・唐揚げ・カニクリームコロッケ

【ごはんもの】
牛すじカレー(トッピング多数)580円~/スパゲッティ各種780円/ふわとろオムライス・オリジナルオムハヤシ・野菜たっぷりシシリアンライス730円~/ミックスピザ780円/フランスパンのココット焼き500円 ほか

【鉄板料理&名物ハンバーグ】
サイコロステーキ980円/ガーリックチキン580円/せせりの塩ダレ鉄板500円 ほか
ハンバーグ(180g)680円/ジャンボハンバーグ(400g)1,380円(セットメニュー・トッピングあり)ほか

【一品料理】
女性人気!ぷりぷりサクサクエビマヨ780円/ふわふわチーズオムレツ650円 ほか揚げ物・おつまみ・サラダ多数

※ドリンク・デザートメニューあり
※価格は税別

【テイクアウトメニュー】
ハンバーグ弁当、油淋鶏弁当、鶏テリヤキ弁当600円、ステーキ弁当1,000円(税込)

外観店内

宴会やコース料理、何でもご相談を☆

取材:森泉敦子

  


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2020年10月02日

「アルクカフェ Aruk cafe」Vol.108

大切な日常のひと時を自由に満喫
思いおもいに空間をクリエイト

『野菜たっぷり、ガパオライス!』(750円)
 全面ガラス張りの窓から明るい光が降り注ぐ中、おしゃべりに夢中なマダムたちのかたわら、パソコンで作業をするビジネスマン、コーヒーカップを片手にアート作品を鑑賞する若い女性客…。今年4月末、佐賀のメインストリート沿いにオープンした『アルクカフェ Aruk cafe』には幅広い客が集う。

 温かい笑顔で出迎えてくれたのは店主の高山哲也さんと妻の眞紀さん。哲也さんは大阪出身。「人生半分過ぎた頃、自分自身の正直な想いを形にしたくなって」と大手企業勤めの安定生活を捨て、新たな人生の舞台に選んだ地は、縁もゆかりもなかった佐賀。17年間の福岡勤務を経て佐賀へ転勤、7年間住んで佐賀の人が持つ真面目で温かい気質にほれ込んだという。
 哲也さんが仕事にまい進する中、見知らぬ土地で不安を抱えながら子育て真っ最中の眞紀さんとご家族を支えたのは、周囲の人々。「お世話になった佐賀の街づくりへ貢献したい」と哲也さんの転身の申し出に、眞紀さんは驚きはなかったと笑って語る。

『そのサンド』(450円)
 学芸員資格を持つ哲也さんはもともとクリエイティブ志向。9月下旬から始めた念願のコミュニティギャラリー、子育てママに配慮したパウダールーム、子どもたちが自由に遊べる黒板スペースなど、哲也さんの想いが詰まった理想の空間は、前職の「TOTO九州販売」の理解と応援もあり、会社に勤務しながら1年間かけてつくりあげた。
 メニューづくりもゼロスタート。「別名は“健康サポートカフェ”です」という哲也さんのこだわりの料理は、6種の野菜を盛り込んだガパオライス、フワフワのだし巻き卵を使ったサンドなど、すべてが身体にやさしく響く。名物・水素水を使ったコーヒーはスッキリとした味わいで、コーヒーが苦手な人もリピートしていくという。

 オープン時がコロナ禍に重なり、苦労が続いたというが、「人生が一変して毎日が発見」と声をそろえる夫妻の表情は明るい。「カフェは“空間+”だという想いを発信していきたい。ひとつでも想いに共感してくれる人が集まり、輪が広がっていったら」。アート、健康、コーヒー、集い、たくさんの入り口がある「A=安心して入れる」「r=リラックスして過ごせる」「u=うれしい経験がある」「k=空間」=『アルクカフェ』。その入り口の先には、きっと新しい世界が広がっているだろう。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀市唐人2-5-7 MAP
■TEL 080-5874-2805
■営業時間 11:00~21:00(月曜日は18:00閉店の場合あり)
■店休日 火曜
■駐車場 駐車場あり(LINKTOWN駐車場・無料)
■席数 16席
■カード使用 不可・PayPay使用可
■喫煙 不可
■Menu
【ごはんもの(※11:00~14:00は+250円でランチコーヒー付き)】
■スパイスから仕込んだ、Aruk特製チキンカレー880円
■野菜たっぷり、ガパオライス!750円
■ハンバーグがおいしい、ロコモコ!750円
■ドライカレー・カフェ風750円
■お子様向け、特製ハンバーグランチ450円

【軽食】
■そのサンド450円
■ハンバーグサンド550円
※テイクアウト価格は50円引き
■(厚切り)ホイップ・トースト~シナモン&粒あん~400円
■(薄切り)デザート・トースト~マシュマロ&チョコ~250円
ほか

【カフェ】
■水素水ドリップコーヒー450円~
■水素出し紅茶・ルイボスティー500円 ほか
※カラダに効く、電解水素水 0円(※500mlまで、持参のボトルに詰めてテイクアウト)

【デザート】
■今週のケーキセット450円(コーヒー・紅茶セット900円)
■コーヒーゼリーフロート600円~ ほか

【お酒】
■ビール550円~
■グラスワイン(赤・白)500円 ほか

※価格は税込・テイクアウトメニューあり

外観

あなたなりの空間の楽しみ方を満喫してください☆

取材:森泉敦子

  


Posted by さがファンショッピング  at 17:49カフェレストラン喫茶 洋食ギャラリー

2020年09月18日

「佐嘉神社記念館 喫茶 四季」Vol.107

今日のおかずは何だろう?毎日日替わり!
本格シェフがつくる超穴場ランチ

『本日の日替わりメニュー』アジフライ
 佐賀市内の中央に鎮座する『佐嘉神社』。現代に通じる佐賀という街をつくった、幕末の名君・佐賀鍋島藩10代直正、11代直大藩主を祀る神社であることは、佐賀県民なら誰でもご存知であろう。神社内にはさまざまなご利益が得られる社が並び、八社詣巡りも県外の観光客に人気だ。

とり天丼 600円
 そんな神社にランチ処があるとは?神社って普通ぷらっと参って、帰るよね…と訪ねてみると…、ゴージャスに輝くシャンデリア、真っ白な円卓の先には、緑豊かな日本庭園! そう、通常は祈願や結婚式の後に会食を行う場所。そこが『佐嘉神社記念館 喫茶 四季』。
 佐嘉神社記念館の営業を務める、水田孝嘉さんに聞けば、ランチは先代の宮司の提案で8年前から行っているそう。しかし、なかなか周知されていないのだとか。『喫茶 四季』の驚くべきランチメニューは、なんと、毎日『本日の日替わりメニュー』が変わること。
 メニューの内容は毎朝11時にFacebookページにアップされ、平日はほぼ常連さんでにぎわう。

ミニコーヒーとソフトクリーム
 そのメニューを考案し、つくっているのは他でもない、もともと記念館で腕をふるうシェフたちだ。和洋中なんでもござれ。特別な料理をつくる本格派の手にかかると、定食もひと味違う。取材日の日替わりメニュー『アジフライ』をいただいたが、一尾を箸でつかめないほどの肉厚さ、揚げたてサックサクにほおがほころんだ。ボリュームが欲しい客のために、お吸い物の代わりにうどんという配慮もうれしい。しかも、やさしい出汁の味がしみる。野菜や小鉢もあり、よくある、パンチの効いた味の濃い定食ではないのだ。

 これでコーヒー&デザート付きで600円?清々しい気持ちで神社に参り、非日常空間で栄養バランスのとれた定食をいただく…こんなスタイルがあったのか!「佐嘉神社は市民の憩いの場です。ランチで少しでもにぎわってくれれば」とはにかんで語る水田さん。BBQ等、店名の『四季』にまつわるイベントも多く開催しているという。穴場とよく言うが、ここは開かれた超穴場、ぜひご利用を。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀県佐賀市松原2-10-43 MAP
■TEL 0952-24-4122
■営業時間 9:00~18:00(ランチタイム11:30~13:00OS)※テイクアウト弁当は10:00まで予約、11:30~13:30(ドライブスルーOK)
■店休日 水曜 ※ランチは土日祝休み
■駐車場 あり
■席数 40席
■カード使用 不可
■喫煙 不可
■Menu
【ランチ…all 600円(ミニコーヒー・ソフトクリーム付き)】
■本日の日替わりメニュー
■定番メニュー(カレー・牛丼)

【カフェメニュー】
ドリンク500円~

【テイクアウト弁当メニュー】
揚げ物・焼き魚・煮魚・カレー・牛丼・カツ丼・オムライス・カルビ丼・中華そば・冷やし中華・冷やしそば・冷やしうどん・焼きそば 500円
うなぎ丼 700円
手作りプリン 3個500円

【その他】
寿弁当・鉢盛・仏事弁当

外観店内

コロナに負けずいろんなイベントを楽しんで☆

取材:森泉敦子

  


Posted by さがファンショッピング  at 11:39和食カフェレストラン定食弁当・仕出し洋食

2020年08月03日

「Cafe Brassens(ギャラリー&カフェ・ブラッサンス)」Vol.106

日常にこそ芸術と文化がある
生活に潤いを、人生に豊かさを

『コンプレ(タマゴ・ハム・チーズ)』(スープ・サラダ付き)800円
 カフェの語源は仏・伊語のコーヒー。それが喫茶店という意味になったのだが、19世紀後半、花の都・パリと呼ばれ、数々の芸術家を世に生み出したそのカフェは、単にコーヒーを飲む場所ではなかった。カフェは芸術家たちのサロン、社交の場として欠かせない存在だったのである。
 「そんな熱い時代のフランスカフェ文化を、現代の佐賀によみがえらせたい」。そう柔和な笑顔で語るのは『ギャラリー&カフェ ブラッサンス』の店主であり、佐賀日仏協会事務局長も務める園田 寛さん。トレードマークのヒゲは、園田さんが敬愛して止まないシャンソン歌手、ジョルジュ・ブラッサンスへのリスペクトから。店名にも拝借した。

メニュー表
 2012年佐賀新聞社を退社。第2の人生は思いっきり好きなことがしたい。早稲田大学の仏文科を卒業し、文化部記者時代、さまざまな芸術家を取材してきた園田さん。奥様と二人三脚で店を続け、今8年になる。クチコミで広がり、絵や小説、音楽などジャンルの違う芸術家たちや、ファンたちが毎日集う。
 「違うジャンルの芸術や文化が交流できる場はなかなかありません。それが新しいアートや世界を生み出すきっかけになれば」。

 儲け度外視と笑って語る園田さん。しかしメニューは少ないながらも本格的だ。そば粉を使ったフランス・ブルターニュ地方の郷土料理「ガレット」を独学でマスター。その味は佐賀大学の留学生が地元の味と絶賛する程。
 真ん中の卵の黄身をつぶし、慣れない手つきでフォークとナイフで切り分けていただく。そんな経験も楽しい。フランスのカフェにいる気分になってくる。サクサクした食感ながら、パンチのある濃厚なガレット。奥様手作りの野菜たっぷりジンジャースープが巧みな具合に口の中を癒してくれる。

ガレット
 文化・芸術というと敷居が高いと思われがちだが、実は日常にこそ存在しているものだと改めて感じる空間だ。触れるだけで何かを感じることができれば、それが刺激となり、潤いと豊かさになる。日々スピード感が増し、しかもwithコロナでゆっくりお茶、も難しい時世に、『ギャラリー&カフェ ブラッサンス』はとても貴重な存在なのではないか。


店内店内
店内店内

DATA


■住所 佐賀県佐賀市呉服元町2-24 MAP
■TEL 0952-97-9378
■営業時間 ※営:11:30~15:00(ランチタイムOS14:00)/通常は~19:00※新型コロナウィルスの影響のため。各イベント時間はお問合せください)
■店休日 月曜、水曜、日曜、祭日
■駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
■席数 21席
■カード使用 不可
■喫煙 不可
■Menu
【ランチ…all800円+100円でコーヒー付き(すべてスープ・サラダ付き】
■コンプレ(タマゴ・ハム・チーズ) 
■イタリエンヌ(キノコ・トマト・チ―ズ)
■ヘルシーキッシュセット
■ホットサンドセット 
ほか

【カフェ】
■ケーキセット800円、アフォガード600円、バナナとキャラメルソースのガレット800円、ミルクセーキ600円 ほか

※カレーも大人気!詳しくはコチラ、をポチっと。

外観店内

さまざまなイベントやってます☆

取材:森泉敦子

  


Posted by さがファンショッピング  at 13:14カフェレストランギャラリー